5月7日(金曜日)やっぱり違和感あるよな

本日も底辺労働者としての一日が終わった。ちょっとイレギュラーな事があって、思わぬ所で差し替えて走った。こういう日もあるさ。別に負担になったことは無いけどね。イレギュラーって話です。

朝一のデバン先で、だいぶ待機時間があった。色々とニュースをチェックしていると、毎日新聞のこんな見出しに行き着く。

大津園児死傷事故 「直進車にも過失」遺族ら検察審査会に申し立て

単純な右直事故だけど、園児を含む16人が死傷した事故です。歩道にクルマが突っ込んだんだからたまったもんじゃない。事故直後は単順に痛ましい事故…としか言いようがなかった。でも事故の全貌が明らかになると、なんだこれは?状態になりました。

もう一度言う。単純な右直事故以外の何ものでも無い。ただ俺が引っかかったのは、直進車の動きです。大したスピードも出ていない。実際に時速56キロと言われている。結構前から右折車が出てきていることを認識している。それを向こうがよけると思って、ノーブレーキでぶつかっている。この辺の判断が遅かったとしても、ノーブレーキは無いんじゃなかろうか?ぶつかる直前にでもパニックブレーキを踏めたと思う。その身体能力がなかったにしてもノーブレーキはあり得ないと思った。

多分、民事と言うか保険会社同士の話し合いでは、右直事故の判例の範囲で、過失割合の話し合いがついていると思う。警察側の判断も当然のごとく右折車が一番悪いって事で、直進車の女性は、日付が変わる頃に釈放されたと報道されている。

ワイドショー的にもこの事故を検証する動きがあったらしい。だけど右折車の女性が、地元で目茶苦茶評判が悪い。そうなるとワイドショーだからそこをつつく。釈放されたあとも出会い系で男と知り合って…なんて話も出てきたから、全てこの右折車の女性に矛先が向いていた。刑事責任でもこの女性の罪が一番重いだろうから、それはそれで分かりやすかったでしょう。

マスコミを通じてでも、直進社の方の女性の情報ってのはほとんど無かった。直進車の女性から被害者に向けて手紙を出しているらしい。それがまるで他人事…と言うことくらいかな?

ただワイドショーの動きはともかく、この事故に関して一番違和感を感じたのは直進車です。目測を誤ったり、強引に右折してくるクルマなんていくらでもいます。善し悪しじゃなくてそんなものです。程度にもよるけど、いちいち構ってられません。運転している人ならそんな感覚では無かろうか?

過失の割合はとやかく言う事故じゃない。ただこの直進車が書類送検の後不起訴ってのは、世間の空気を読むことに長けている検察にしてはお粗末かなと思った。右折車に関しては、優先順位を考えてもっとちゃんと確認しろよ…月並みな見方です。でも直進車に関しては、あんたに優先権はあるけど、右折車が出てきた時点で減速じゃないの?

直進車の女性が交差点の100メートル以上手前で、少なくとも2台の車が連続で右折するのを認識していたと指摘

この記事の一文がこの事故の全てのような気がします。だからと言って、直進車に一番の過失があるとは言っていません。この程度を交わせないことに、ちょっとなと思っているだけです。