1月12日(金曜日)

仕事は安定のアンカーでした。特に何も問題ないけど、ソ連じゃあるまいし、あの行列はなんとかならないものか?ラジオでは、新潟県での信越線の立ち往生のニュースを取り上げていた。

写真は青海にて

意地の悪い俺はこういう事があると、JR東日本のチョンボか?と直ぐに勘繰ってします。でもそうではないようですね。雪国に新潟とは言え、異常な積雪に見舞われたようです。電車が立ち往生した事は不可抗力とでも思った方が良いでしょう。そんな中、満員に近い車内で、15時間半も何で?とは思いました。でもこれも、JR東日本の判断がただしかったようですね。電源は来ていて暖房は効いている。トイレもある。水や食料は差し入れられた。

付近の駅は無人駅で、そんな場所に避難出来るわけもない。しかも田んぼも真ん中で、避難通路を確保するもの難しかったようです。それでも家族の迎えがある人は、電車を降りられたみたいですけどね。

終わってみれば、閉じこめられた乗客の方々は、散々だったでしょう。でも立っている人と席を譲り合い、ローテーションしたりして、車内に大きな混乱はなかったようです。これって凄いよな。起きてしまった状況のなか、最良の対応をしたと言う事でしょうね。以下備忘録のため、NHKのサイトより引用しておきます。

JR信越線 立往生の普通電車は移動 一時430人が車内に
1月12日 12時10分気象

11日夜、新潟県三条市のJR信越線の踏切で、大雪の影響でおよそ430人が乗った電車が半日以上動けなくなり線路上に止まったままになりました。車内では長時間、立ったままの乗客も多く、乗客3人が体調不良を訴え救助されました。JRは「電車の下回りに雪がたまり前に進めなくなった。吹雪で足元が悪く、乗客を運ぶ代わりの手段がない中で安全な車内で待ってもらうことが最善と考えた」としています。

11日午後7時前、新潟県三条市のJR信越線の踏切で、新潟発長岡行きの4両編成の普通電車が大雪の影響で動けなくなりました。電車にはおよそ430人が乗っていて、半日以上にわたって動けなくなりましたが、JRが除雪作業を進めた結果、午前10時半前に移動を始め、これまでに見附駅や長岡駅で残ったすべての乗客が電車から降りたということです。

電車には、電気や暖房、トイレがついていましたが、車内は混み合い、長時間立ったままの乗客も多く、消防によりますと、40代の男性が脱水症状を訴えて病院に搬送されたほか、女性2人も体調不良を訴え消防に救助されました。

午前4時半すぎには、家族などが迎えにきた一部の乗客が電車から降りましたが、現場付近の積雪が多いためバスなどの代替手段を手配できず、多くの乗客が車内に残っていました。

この電車は、11日午後3時すぎに新潟駅を出発する予定でしたが、雪の影響などで大幅に遅れたため大勢の利用者が乗ったと見られるということです。

JR東日本新潟支社は「電車の下回りに雪がたまり、前に進めなくなった。無理に動かすと脱線のおそれがあった。吹雪で足元が悪く、乗客を降ろしても代わりの移動手段がない中で、暖房があり安全な車内で待ってもらうことが最善の判断だと考えた」としています。JRは、引き続き、除雪作業に時間がかかった原因や立往生したいきさつについて調べることにしています。

国交相 JR東日本に再発防止の徹底を指示

新潟県三条市にあるJR信越線の踏切で大雪の影響で電車が半日以上にわたって線路上に止まったままとなったことについて、石井国土交通大臣は閣議のあとの会見で、「JR東日本には乗客の救済や再開に時間を要したことの検証と再発防止策を講じるよう指示をした。これから雪が強くなることもあり、あすは大学入試センター試験もあるので、運行情報の適切な提供と駅と駅の間で長時間、停車することがないよう指示をした」と述べ、JR東日本に対し再発防止の徹底を指示したことを明らかにしました。
事前に除雪体制をしっかりしてほしかった
午前10時ごろに電車を降りた新潟県見附市の21歳の男性は、「JRには事前に除雪体制をしっかりしてほしかった。電車に簡易トイレや食料が備えてあってもいいのではないかと思いました」と話していました。

また、午前9時すぎに電車から降りた高校2年の男子生徒は、「自然災害なのでしかたないと思います。電車が止まる前に除雪車を準備してほしかったです」と疲れた様子で話していました。

午前10時すぎに電車を降りた女子高校生は、「いつ電車が走るかなどの情報を教えてほしかったです。車内では席を交代で譲り合っていたので長時間眠ることができず体がとても疲れました」と話していました。

NHK NEWS WEBより引用。