毎日これをチェックしているご近所の方々ご苦労様です。(一部の人に向けての嫌味です。)本日も底辺労働者の一日が終わった。朝ちゃんと起きて新宿までバスと電車を乗り継いで行く。K’s cinemaで、それでも私は Though I’m his daughterを観賞です。
松本麗華(まつもとりか)のドキュメント映画ですね。麻原彰晃の三女です。当時をよく覚えている俺としては、アーチャリーというホーリーネームの方が通りが良い。加害者親族であるわけだけど、改めて世間と言うのは、加害者親族に対してここまで感情が動くものなのかと思った。
あの当時は子供だから、洗脳されて育った子供なのだろうと言う感覚しかなかった。今は教団とは距離を置いていて、極真っ当な成人女性と言う印象だな。映画を観る限りそう思います。ちょっと印象的な部分を備忘録的に書いておきます。
俺も知っている保険金殺人(一連のオウム事件とは関係ない)の被害者家族と会う所から始まる。被害者家族と加害者家族の立場からの話し合い。
麻原彰晃の娘と言う事で、銀行口座の新規開設を拒否された。(この銀行だけかもしれない。口座を持っているかいないかは不明)
大学には合格したけど入学を拒否された。のちに別の大学に合格して、弁護士の働きかけもあり入学出来た。
妹が小学校で先生にまでいじめられた。自傷行為もあったので校長に相談すると、あなたの命はひとつでしょといわれたとか。小学生の娘にまで責任を負わせるのか?松本麗華自身はほとんど学校に行っていない。拒否されている。
麻原彰晃の親族(兄弟?)にアポ無しで訪問している。奥さんと思しき人が話す事は無いと拒絶するが、夫と思しき人が招き入れてくれて三時間半話せた。加害者の親族として相当辛い思いをしたようだ。松本麗華は事件直後教団の中にいて守られていたと語っている。
そして個人では無く、国が動いてこのような状況にあると本人は語っていた。個人的な恨みなら、別の土地に移ってという選択もあるが、それでは解決出来ない。
別に映画を観たからって、松本麗華に肩入れするわけじゃない。でも銀行口座は作れない(この銀行だけかもしれないけど)は、義務教育もまともに受けられないでは、ちょっとそれは酷すぎると思う。そしてこのこと自体が、世間の感情と言うか空気そのものなんだろうな。
自分がいるクラスに麻原彰晃の娘が来たら…とは想像出来る。だけどそれを学校側が拒否する。そしてそのような状態が、別の形で今でも続いている。娘がやった事では無いし、少なくともこの映画を観る限りは教団とは関係ないようだ。
こんな大きな事じゃないけど、こういう空気は常日頃感じている。その空気を読めないと言うか、俺は理解出来ない人です。親は親であり娘は娘なんじゃないかな。観終わってからずっともやもやというか、割り切れない何かが残っている。観て良かったけど物凄く俺自身も苦しい。(文中敬称略)
苦しいだけじゃ嫌だから、映画を観終わったあとのランチです。俺にしては珍しく麺類だな。俺はうどんより蕎麦派なのかな。美味しくいただき真っすぐ帰宅でした。