1月23日(土曜日)映画見えない目撃者 / 地獄の沙汰も金次第

越谷と車庫を往復しただけで終わった。月曜日は返却からスタートだ。やれやれです。今日から明日にかけて雪が心配だ。そして月曜日にどれだけ残るか?それを考えると、返却スタートは少しは気持ちが楽かな。それでも早めに行動するけどね。

Amazon Prime Videoで映画 見えない目撃者を観賞。劇場で見逃した作品です。何となく見逃してしまった作品だけど、これはなかなか良いです。吉岡里帆さんの演技が良かったな。この時期の動画配信サービスは本当に重宝しますね。

コロナ禍で医療現場は大変な騒ぎになっている。医療関係者でもなく、直接緊急を要する目には遭っていないので、具体的な実感はないかな。交通事故に遭った子供が搬送先が見つからなくて…という痛ましい状況がニュースになっていたのは知っている。友人の親族が、遠くの病院に搬送されたという事もあった。とにかく今は事故などに遭わぬよう、いつも以上に注意が必要だな。

政治家が念のための入院…というニュースが流れて、一般人が自宅療養中に容態が急変…というtweetが流れてきた。これはコロナ禍とは切り離して俺は考える。大きな病気にかかったら、その人の地位によって完治するかどうかに差はあると思っている。地獄の沙汰も金次第じゃないけど、世の中そんなもんだ。50を過ぎれば(もっと前から感じているけど)そんな感覚は持ち合わせているでしょう。平等を訴えるなら、そういう活動をして行くしかないしね。だからって目の前で不条理な差別をされたり、そういった状況が良いとは言っていないですからね。そこのβακα、絡まないように。

病院絡みで露骨な差別をされた話はいくつもある。親父の健康保険絡みだけど、これはまた後日ね。俺が21の時に、虫歯がどうしようもない状態になった。これは中学生の頃に通った歯医者が酷かったのが原因です。そこで超一流大学歯学部付属病院で治療する事になった。ここには中学の時の塾の先生がいて、めでたく歯医者となって勤務していたのだ。これは想像以上のコネだった。この先生の治療には今でも感謝している。

まず型通りの受付をする。受付には赤坂の倶楽部か?てな綺麗なお姉さんが沢山並んでいて、患者を色っぽい声で捌いていた。大袈裟ではないよ。そしてこれはその先生に言われていた事なんだけど、受付を済ませると初診専門の部署に回されるという。そう言われたら返事だけして俺の所に来いといわれた。事実直接先生の所に行って治療は始まったわけだ。

でもちょっとだけ違ったことがあった。受付けの綺麗なお姉さんは、初診の部署に行けとは言わず、どなたかの紹介状等はお持ちですか?と来たもんだ。まともに初診の部署に行くと一年待ちと聞いていたので、なるほどなと思った次第です。これが超一流大学歯学部付属病院で治療してもらう事なのか…と21歳の俺は思ったわけです。

治療が始まってもまぁ〜コネの話が出る出るでした。治療中に向こうの方から、何とか大学の教授からの紹介で…とか、医療機器メーカーの…などと聞こえてくる。もちろん銭金の話なんかないですよ。純粋に誰それの紹介だから…って感じでした。

俺が見た治療中の一番のVIPは、失言で大臣を辞めた代議士でした。取り巻き3人に囲まれて痛いだ痛くないだと言いながら歯を削られていましたね。この実体験は、良い治療をしてもらった以上にささる物がありました。ちょっと難しい病気になった時に、そこまで辿り着けるかどうか…というのはあると思います。21歳のひねくれた若者はそう思ったわけです。

歯の治療の方は完璧でした。この歳になるまでその後の歯の治療はなかったとは言いません。ただあの時の治療があったからそれで済んでいるわけです。感謝しかないですね。