8月11日(日曜日)青春18きっぷの旅 2019年夏 その1

さて、3日分有る青春18きっぷを使って、日帰り弾丸ツアーです。ざっと行程を書いておきます。本八幡5:16発→千葉→佐原→鹿島神宮→水戸→勝田→阿字ケ浦→勝田→水戸(昼飯)→郡山→新白河→黒磯→宇都宮→上野→秋葉原→本八幡。日付が変わる前に終了でした。ざっくり言って、鹿島臨海鉄道・ひたちなか海浜鉄道・水郡線が目的だったかな。

まずは第一の目的地、鹿島神宮へ向かう。佐原で乗り換えるのだが、乗換案内を見ると、成田まで京成電車で行けと指示が出た。当たり前と言えば当たり前です。JRはわざわざ千葉を経由して遠回りだ。初乗りが余分に生じる京成利用でも、1437円に対して1660円と少々お高くなる。本八幡駅を5:16に出発するのに、京成八幡からだと5:34の電車でよろしい。都心から成田エクスプレスで成田空港に向かう時、この遠回りなルートが、余計成田までの距離感を出しているかな。

でも今回は青春18きっぷの旅だから、迷う事なく総武線で千葉駅まで出る。それで千葉より向こうの定番電車209系です。佐原で乗り換える電車もこれと同じ。昔から鉄道車両においては面白みが無いのですよ。

成田駅で停車時間があった。隣に常磐線経由の上野行きが停車中でした。中学の頃、大回り旅行でこの路線使ったなぁ〜あの当時は103系だったけどね。今はE231系か。

佐原で乗り継いで、あっという間に鹿島神宮駅へ到着。利根川や北浦を渡るが、その途中の田園地帯も、なかなか圧巻でしたね。車両は209系2000番台・2100番台と単調ですけどね。

3分の待ち合わせだったかな?こいつをやり過ごしました。この駅に下りて何かしようとは思わなかったが、腹が減った。日程には余裕を見てあります。と言っても駅周辺には何もないな。ミニストップが営業していて、そこのイートインスペースで軽く朝食です。

次の列車はこれ。8000系の単行です。15人ほどの乗客を乗せて出発。ほとんど乗降の無い、駅と言うより停車場を進んでいく。旧大洋村を通るのだけど、ここはサラリーマンでも買える別荘を売り出した村だ。駅周辺および沿線には、それとおぼしきチープな(失礼)家もある。某クルマ関係の電子雑誌で、この手の別荘を特集していた事があった。450万円程度でガレージ付き。欲しいと思ったが…ちょっと調べた事があるので、縁もゆかりもないのに懐しいのである。ちなみに大洋駅まで、クルマで100キロ弱。した道で2時間強です。

新鉾田から立ち客も出て、列車は大盛況。ここで停車時間もあって、運転士が精算を受付に来た。鹿島臨海鉄道は正確には鹿島神宮からではなく、鹿島サッカースタジアムからだ。精算の際、鹿島神宮からと伝えると青春18きっぷですか?と先に聞かれた。切符を見せると通過扱いの駅なのに、鹿島サッカースタジアムから水戸までの料金を徴収されましたとさ。1380円なり。当たり前と言えば当たり前だが、鹿島神宮-スタジアム間は青春18きっぷに助けられた。

さらに水戸に近付き、大洗からは大混雑です。事実、水戸〜大洗間は郊外列車の様相があって、運行頻度も高い。鹿島神宮から鉾田までは、なんだかなぁ〜な、残念な?ローカル線の様相だったけど、思ったより楽しめたぞ。味のあると言うより、しっかりとしたインフラであった。水戸駅には、こんなNEW DAYSがあって、そのホームに到着でした。

常磐線でお隣の勝田駅へ移動。なんかレジャーな雰囲気でやたらと混んでいる。勝田駅に降りてからが凄い。駅員さんが大量に出ていて、臨時の精算所を開いていた。青春18きっぷの方はこちら!!なんて拡声器で案内されていて、通常の有人改札の他にゲートを設けていました。ROCK IN JPAPAN FES.2019です。ここからシャトルバスで行くのが一般的なのかな?それとは裏腹にひたちなか海浜鉄道のホームは閑散としていました。

このJRの軒先を借りている感満載の改札口で1日フリーきっぷを調達。往復するだけでもとが取れる、ありがたい物です。お勧めです。

で、来た車両がこれ。ROCK IN JPAPAN FES.2019のラッピング車両です。元三木鉄道のミキ300形の様です。そして閑散としているなどと言いましたが、なかなかの乗車率でした。終点の阿字ケ浦からもROCK IN JPAPAN FES.2019に向かう人たちがいました。阿字ケ浦駅前にバスが止まっていて、それに乗り換える人も多かったな。

それと、この車両はROCK IN JPAPAN FES.2019に参加する人にもなかなかの人気で、明らかに鉄道などに興味の無いし女子(それも多数)が、車両と記念撮影をしていました。雰囲気がよろしい。

鉄道ホビタスの今日の一枚で、その遠征風景の良さは知っていた。ここにひたちなか海浜鉄道の写真をアップするのは、広報担当?のFさんのようです。こういう事からも分かるように、この路線本当に良い感じだ。鹿島臨海鉄道同様、茨城のローカル線は行ってみる価値有りです。

阿字ケ浦駅構内に留置されている車両。この先ひたちなか海浜公園の西口付近まで延伸されるらしい。2024年開業と言うから驚きだ!!その時、また来てみようかな。

この乗ってきたROCK IN JPAPAN FES.2019のラッピング車で勝田までとんぼ返り。沿線には撮鉄の方々もチラホラ見えていた。また水戸まで戻って昼飯です。庄やで簡単に済ませる。

しかしここからが大変だ。ちょっと早めに水郡線のホームに並ぶ。3両編成で大変な混雑ぶりです。何とか席は確保出来たが、隣は俺と同じ巨漢。前は親子連れ。子供がやかましい。他を見舞わしても、お盆の帰省と思われる客が多数だ。増結して欲しい。座り心地が悪い。ボックス席に座ってしまったため、身動きも取れない。ここから3時間か…

おまけに、常陸大子で二両切り離して単行になるって言うじゃない。そうか、多分その間までには、がらがらになるのだな…甘かった。結局郡山まで立ち客がいるほどの大盛況でしたね。少なくとも郡山まで3両編成でいて欲しかった。

それに加えて、常陸大子で運行一時停止でした。倒木のためです。結局、約一時間遅れで出発。水戸発13時台の列車だったけど、この後の15時台の列車でも今日中に帰れる日程だ。問題はないけど、窮屈でした。

そしてこの後も交換列車後続列車との間隔の問題でちょびちょび遅延。写真の磐城石川駅では、30分も止まりましたよ。この時点で約90分の遅れ。郡山到着まで、約10分くらい回復したかな?ヘトヘトになりました。郡山でゆっくりする事も考えたけど、トイレだけ済ませて新白河を目指します。

新白河ではこんな状態になっていました。同じJR東日本とはいえ、ここで支社の管轄が変わるのかな?。同じホームなのに車止めの仕切りがあって、向こうに止まっている気動車に乗り換えて黒磯を目指します。

交流電化区間なのに、なぜに気動車?調べ直してみたら、黒磯駅構内は直流化されたそうです。私の記憶では、黒磯駅構内は交直切り替えが出来る方式だった。それを直流化して、交直専用車両じゃなきゃ新白河方面から乗り入れ出来ない。だから新白河駅の側線に常磐線と同じカラーの車両が止まっていたのか!!そんな理由から気動車も運用に加わっているようです。ちなみにワンマンでした。

黒磯から宇都宮まで乗って来たのは、この205系600番台。お下がり改造車両のようですね。快適でしたけどね。

宇都宮駅にこんな物がありました。裏側は椅子も備えていて、そこも電車を模しています。ここから一気に上野まで戻ってこられました。もちろん、グリーン車です。780円だったかな?安いもんです。大宮から乗ってきたバカ女が五月蝿かったけどね。

日付が変わる前に帰宅出来て大人の遠足は終了。お家に帰るまでが遠足です。水郡線を楽しめなかったのが、今回の残念な部分。せめてロングシートの場所に座れていたらと思った次第です。もう一度、乗りに行こうかな?